どんな仕事があるか?

製造部は大きく3つの部門があります。それぞれの適性に合わせて、相談の上で配属を決めています。

加 工

収穫された野菜を選別、洗浄、ブランチング(下茹で)などをし、収穫から最短2時間で急速冷凍します。旬の時期に、販売する1年間分を作ります。

包 装

注文に合わせて冷凍庫から冷凍野菜を取り出し、計量器や包装機を使用し、パック詰めします。1日に最大5万パック作ります。

夜間清掃

製造ラインが終了後、大型の機械を高圧洗浄機を使って掃除します。段取りよく、大胆かつ丁寧に清掃し、明日の製造に備えます。

もっと詳しく!お仕事内容教えます。
選別作業

畑から収穫した野菜がライン上に流れてくるので、手際よく選別をします。

病気による不良や、虫、畑の周囲にある杉や笹の葉などの異物に注意をします。

工場内にはiPadが設置しており、今どこの畑を流しているのかチェック!畑ごとに特徴をとらえながら選別します。

機械オペーター

大規模に冷凍野菜を製造するために、重要な役割を担っている大型機械設備。

例えば、色彩選別機は色素の違いや異物の硬さで、不良品を除去します。畑ごとに野菜にも違いがあるので、その都度センサー感度の調整が必要です。

また、包装機は包材シールの圧着や賞味期限の印字などがきちんと打刻されるように立ち上げ準備や調整を行います。

検 品

出来上がった製品が流れてくるライン上で検品をします。点検項目としては、シールが圧着してあるか、賞味期限の印字は綺麗に印刷されているかなどを素早くチェックをします。

食品衛生法の中でも、賞味期限の印字は重要です。また、お客さんに商品が届く最後の砦なので、慎重かつスピーディーにできる技術が求められます。

ブランチング

冷凍野菜を製造する工程には、ブランチングといい下茹でをする工程があります。

野菜が本来持っている酵素を失活(酵素が機能を失うこと)させて、冷凍保管中に野菜が劣化することを防ぎます。また、下茹ですることで細胞壁を柔らかくし、解凍時のドリップを出にくくしています。

担当者は、酵素が失活しているか薬液で調べます。担当するためには、社内で年に1回行われる五味試験に合格する必要があります。

こういう人が向いています!
変化を楽しめる人

工場のライン作業と言われると、機械的で同じ作業の繰り返しだと思われがち。全然そんなことありません!取り扱うのが収穫したての新鮮野菜。畑によっても野菜の状態が違います。野菜の状況によって、人員配置や流し方を変化させています。

小さな変化に気づく人

些細なことでも、いつもと違うことに気が付くアンテナは重要です。「機械の動きが少しおかしいかも」「野菜がいつもと違う」などの気づきは、大きなトラブルなく、より良い品質のものを効率よく製造することに繋がります。新しいアイディアも、その日々の気づきから生まれてくるのだろうと思います。