どんな仕事があるのか?
品質管理部は、残留農薬検査センター内にあります。役割としては、大きく4つあります。
食品安全を担う検査や教育、美味しい野菜の土壌研究など重要な部門です。

残留農薬検査

野菜に農薬が残留していないかを調べます。年間1,000件を超える検体数を調べ、食品の安全を守ります。

細菌検査

食品衛生法よりも厳しい独自基準で検査を行なっています。一般生菌数・E.coli・大腸菌群・サルモネラ菌などを調べます。

衛生教育

食品衛生に関わる知識などを学ぶ教育に力を入れています。一人ひとりの意識を変え、行動に繋げ、良い製品づくりに努めています。

土壌分析

ずっとこの土地で美味しいほうれん草を作り続けるためにために、土壌分析をしています。その分析に合わせて堆肥や肥料を調整しています。

もっと詳しく!検査室のお仕事
残留農薬検査の分析方法

国の定めるポジティブリストの基準(0.01ppm以下)をもとに検査を行なっています。

農薬成分を抽出しやすいように、野菜をペースト状にして、遠心分離機や精製器にかけるなどの下処理をします。

全ての商品は出荷前に判別し、安全なものをお届けします。

土づくりは土台づくり

美味しい野菜は、土づくりが大切です。都城は牛・豚・鶏の飼育が盛んな畜産県です。豊富な堆肥を活用し、地域循環をしています。

都城盆地は、霧島連山の火山灰土壌。黒ボク土といい、豊富や栄養素を含んでいるので、栄養いっぱいの野菜ができます。pHや可給態窒素を分析することで、堆肥や肥料の量を調節します。

食品衛生や品質に関する教育

食品製造をする上で欠かせないのが、食品衛生法の知識や、品質に関する知識です。その内容を現場に合わせて、分かりやすく伝えたり、教育するのも大切な仕事です。

現場を理解しているからこそ、必要な情報をタイムリーにやり取りできているのは、弊社の強みです。

こういう人が向いています!
疑問を自分で調べる人

検査業務の手順などは決まっていますが、それだけでは不十分。現場は日々動いており、野菜は畑で取れた生モノです。状況が変化します。そのため、現場を回りながら必要となる情報や注意喚起を現場に対して行います。疑問に思ったら、まず自分でデーターを分析し調べる、それを楽しいと思えるかどうかが重要です。

実践化学に興味がある人

検査室は机に向かって検査をするだけではありません。工場や畑の現場に出向き、自分が立てた仮説を検証したり、化学の知識を使って問題に対処します。時には、効率の良い清掃溶液を考えたりもします。頭をフル回転させる実践化学に興味がある方は是非!